荒栄ブログ

数奇屋(京間の寸法)

2010/09/01

こんにちは。
社長の荒川です。

弊社モデルハウス (中庭)
連日の報道のように、今年は暑い日が続きます。
お盆過ぎから、影や風に秋の気配を感じますが・・・
今日も朝から、9月に入ったとは思えない暑さが始まっています。

弊社モデルハウス (中庭 2階から撮影)
ここ2ヶ月・・・・庭の水遣りが日課という方も多いかと思います。
昨日は、午後から、雷雨というか豪雨となり、
道路の冠水や停電など面倒もありましたが、
街路樹や公園の緑は、一息つけたのではないでしょうか。

弊社モデルハウス (玄関)
延ばし延ばしになっていた赤松の剪定も、最近すませました。
前回に続いて「数奇屋」の魅力・・・「京間の寸法」について少しお話させてください。
(「数奇屋」=「京間寸法」というわけではありませんが、
「数奇屋」、中でも「お茶室」は京間寸法が多いので、今回取り上げました。)
「cm」や「m2」を学校で習ってきた者には、
「尺」とか「坪」と聞くだけでも「?」となりますが・・・
畳の規格(寸法)に大小があると聞くと、
ますます「???」になります。
(なぜ、同一規格ではないの???そんなことで良いの???)
団地サイズについては省略させていただいて、
一般建築の「関東間(江戸間)」と、「京間」について話を進めます。
まず結論を先に言ってしまうと、
「京間」の8畳は、「関東間」の10畳の広さがあります。
(あくまで畳は8枚ですが、広さは10枚分あります。)
「数奇屋」の心地良さは、
その軽快感と水平方向の広がり・適度な明るさ(間接光)から感じるのかな・・・と私は思うのですが、
普段は「関東間」の中で暮らしているので、
「広さ1.25倍の8畳間」(京間)の非日常的スケール感にも、
単純に心地良さを感じるのかもしれません。
それから・・・
利休遺構の茶室「待庵」(京都府大山崎町 国宝)は、2畳の広さです。
畳2枚というと、押入れの広さ・・・
1人で居ても、息が詰まりそうなイメージですが・・・
2年前、機会をいただいて、
大徳寺瑞峯院(京都市)の「平成待庵」(待庵の写し)の中に入って見ましたところ、
思いがけず、その広さに驚いた記憶があります。
内装デザインの効果が最大の理由と思いますが、
単純に、「畳が大きい」こともあるのかな・・と思っています。

時期はずれのお花ですが、ちょっと小休憩
ここから先は、広さの説明が続きますから、
軽く読み流してください。
「関東間」と「京間」の違いですが・・・
まず基準となる寸法が、
「関東間」は、6尺  ×3尺     (1.818m×0.909m)
「京間」は、 6尺3寸×3尺1寸5分(1.909m×0.955m)
と「京間」が少し大きくなります。
さらに、基準となる寸法の取り方・使い方が異なります。
「関東間」では、柱芯から柱芯の寸法(柱割)として使いますから、
(一般建築は、ほとんど柱割・壁芯を使います。)
(ちなみに、住宅の平面図も、柱芯から柱芯の寸法が書いてあります。)
(ですから、書いてある寸法=内法寸法と思ってはいけません。)
柱の太さによって内法寸法が変わります。
(8畳間を例にすると、4寸柱の場合、畳の寸法は1.698m×0.849mとなります。)
ところが、
「京間」は、あくまで畳を基準とする「畳割」なので、
(畳を敷き詰めた周りに、柱が立っているイメージをもってください。)
柱の太さに関係なく、畳は、常に1.909m×0.955mです。
(柱の太さに関係なく、内法寸法は常に一緒です。)
この2点の相違によって、内法寸法は・・・
「京間」の4畳半は、「関東間」の6畳弱の広さ
 〃   8畳は、    〃    10畳の広さとなります。
計算例(4寸柱のとき)
「関東間」10畳
       3.396m×4.245m=14.416m2
「京間」  8畳
       3.818m×3.818m=14.577m2
以上、ここまで読んでくださった方々、ありがとうございました。
お疲れさまでした。

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