荒栄ブログ

窓枠 (white ash)

2010/09/16

こんにちは。
社長の荒川です。

富山市 S邸現場写真 
アルミ部分(カームブラック色) 樹脂部分(ダークブラウン色)の為、判りにくいのですが、
サッシは「アルミと樹脂の複合サッシ」です。木の窓枠の材料は「ホワイトアッシュ」。
今から14年前、「アルミと樹脂の複合サッシ」が登場しました。
(樹脂のカラーはホワイト1色でスタート。)
複合サッシの登場までは、ペアガラスであっても、アルミ枠の部分は結露していました。
当時、サッシの結露は、諸悪の根源のように宣伝されていましたから、
(床暖房の家では、結露は発生していませんでしたから、
結露の原因は、石油ファンヒーターによる暖房が大きかった・・と、私は思っています。)
複合サッシが登場した時、省エネ性能より、
結露しないことが、さかんに宣伝されていたと記憶しています。

ホワイトアッシュの葉
さて、今日は、室内側の窓枠(木枠)のお話です。
うちの会社では、随分昔・・・私は入社20年ですが、そのずっと前から、
窓枠に「ホワイトアッシュ」をつかっています。
(例外として、和室には柱や鴨居と同じ木材をつかいます。例えば、桧造りには桧材。)
「ホワイトアッシュ」(White Ash)は・・・・
別名「アメリカトネリコ」モクセイ科トネリコ属 原産地:北米
硬く、重く、耐久性があり、水に強く、楽器用材として低高音域特性が良い。
用途:野球のバット・ギターやベースのボディ材・ボートのオール(舟に固定してつかう櫂)
   :スヌーカー(英国ビリヤード)のキューなど

2枚とも「ホワイトアッシュ」。右側は粗板(この状態で保管)。左側はペーパーがけされている板。
最近、「ホワイトアッシュ」に限らず、無垢の木材を窓枠につかう会社が少なくなっています。
無垢の窓枠材は値段が高く、
加工に手間がかかり、しかも1枚1枚微妙に色や木目が異なるので面倒です。
では、どうして、うちの会社は「ホワイトアッシュ」をやめないのか???
「やっぱり本物の質感だよ」とか
「年月を経て深みが増す木の味わい」なーんて声が聞こえてきそうですが・・・
1番の理由は、「雨に濡れるかもしれない部材だから」・・・・だったりします。
結露の問題は、複合サッシの標準化・普及によって、気にしなくてもよくなりましたが・・・
例えば、夏のある日、窓を開けたままお出かけしたところ、にわか雨がザーっと降ってきたり・・・など
建物の開口部である以上、濡れる可能性・濡らしてしまう危険が存在します。

大塚工場 加工を待つ「ホワイトアッシュ」の粗板
建物を長期に亘ってお使いいただく為、
うちの会社では、粗板をまとめて購入して貯蔵・保管しています。
(随分前から、大手の材木屋さんは自身の在庫を減らすor止めています。)
今回は、窓枠材を取り上げて、うちの会社の「家つくり」を紹介させていただきました。
地味な部分、カタログやキャッチコピーにはなりにくいパートですが、
少しでも判っていただけたら幸いです。

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